もしあなたが友達の心を読みたい、会話なしで数字を並べたい、そして笑えるほどの勘違いに巻き込まれたいと思ったことがあるなら、日本発のカードゲーム「イト(Ito)」は次のゲームナイトにぴったりの一品です。創造的でカオス、そして笑いに満ちていて、静かな夜を伝説のような思い出に変えてくれます。
「イト」(Ito)は、日本で生まれた協力型コミュニケーションゲームで、今では世界中で親しまれているソーシャル系パーティーゲームです。ルールは簡単ながら、プレイすればするほど奥深さを感じられます。そのコンセプトは秀逸で、プレイヤーはお互いの数字を見ずに、**話し合いだけ**で数字を小さい順に並べていかなければなりません。
各プレイヤーには1から100までの隠された数字が書かれたカードが配られます。目標は、それぞれの数字がどのくらいかを話を通して推測し、昇順に並べること。でもここで重要なのが、「数字そのものを言ってはいけない」「ジェスチャーも禁止」「ヒントも禁止」というルール。伝えられるのは、**ぼんやりとした例え話や連想だけ**なのです。
例えば、お題が「食べ物の辛さ」なら、数字が5の人は「白ごはん」と答え、数字が90の人は「3日間泣いたゴーストペッパーソース」と表現するかもしれません。このように、自分の数字をお題の尺度で例えて伝えることで、他のプレイヤーに自分の位置を推測してもらいます。
難しいのは、人によって感覚が違うということ。あなたの「60」が、他の人には「30」に感じられるかもしれません。混乱と議論、そして深読みが飛び交い、そこには笑いが止まらない状況が生まれます。「バナナの皮」が「お化け屋敷」より怖いって?「ちょっと怒ってる子猫」で72を表現しようとして全員に20と思われた?そんなカオスが楽しさの本質です。
「イト」の魅力は、ただのゲームではなく、創造力と会話を楽しむ時間を提供してくれるところです。対戦型ではなく、協力型なので、みんなで考えを合わせることが目的です。アイスブレイクや仲間同士の距離を縮めるのにも最適で、仲間のユニークな発想や思考のクセを知ることができます。「え、そんなふうに考えるの!?」といった発見も多数。
コンパクトで、ルールも簡単、何度でも遊べるのが「イト」の魅力。笑う準備さえできていれば、何度でも新しい驚きが待っています。ゲーマーでも、たまに遊ぶ人でも、仲間と一緒に盛り上がりたい人には間違いなくおすすめのカードゲームです。